高血圧の種類について

高血圧には大きく分けて二つの種類がある

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高血圧と言っても様々な種類があります。大きく分けると、明確な原因が分からない「本態性高血圧」と、原因が明らかな「2次性高血圧」の2種類が存在しています。

本態性高血圧と2次性高血圧


高血圧は、「原因が明らかな場合」と「不明確な場合」とがあります。

  • 本態性高血圧:原因が不明確(様々な原因が複合して起こる)
  • 2次性高血圧:原因が明確(原因疾患がある場合)

高血圧と診断されている人の9割以上は、原因がよく分からない本態性高血圧です。よく分からないとは言っても、様々な要素が複合して原因となっていることは明らかになっています。本態性高血圧の原因は、以下のようなものだと言われています。

  • 遺伝
  • 食事
  • 加齢(注)
  • ストレス
  • タバコ
  • アルコール

※詳しくは、『高血圧の原因』のページをご覧ください。

(注)加齢によって血管は硬くなってしまいます。このため最高血圧が上昇し、最低血圧は低下するという症状が出てしまいます。このような加齢による高血圧を「収縮期高血圧」と呼びます。本態性高血圧と2次性高血圧と並ぶ、第3の類型です。詳しくは、『高血圧と年齢の関係』のページをご覧ください。

2次性高血圧の種類


2次性高血圧は、原因が特定されている高血圧です。診断の際には、まず2次性高血圧じゃないかどうかを調べ、これに当たらない場合には本態性高血圧と判断します。2次性高血圧は、多くの場合手術や治療などによって完治させることが可能です。

2次性高血圧には、大きく4種類のものが存在しています。

  1. 腎臓の障害が原因のもの:腎実質性高血圧・腎血管性高血圧など
  2. ホルモンの異常分泌が原因のもの:原発性アルデステロン症・クッシング症候群・褐色細胞腫など
  3. 心臓や血管に異常がある場合:大動脈炎症候群・大動脈縮窄症など
  4. 使用している薬の副作用によるもの:ステロイド薬や漢方の甘草などが原因

2次性高血圧の中でも一番多いのは、腎実質性高血圧です。これは、腎臓実質と呼ばれる部分に障害が起きているケースです。このように、多くの種類が存在しています。

大事なのはこれらの種類を覚えることではなく、2次性高血圧は原因があるということ・治療すれば治る可能性が高いということを知ることです。

仮面高血圧と白衣高血圧とは?


これらは、「実は高血圧なのに高血圧でないと診断される場合(=仮面高血圧)」と、「実は高血圧でないのに高血圧だと診断される場合(=白衣高血圧)」です。仮面高血圧は、計測する時間には正常値となっているパターンです。

白衣高血圧は、本来は正常な血圧なのにお医者さんから血圧を測定される場合には、血圧が上昇してしまうパターンです。このような症状を見る限り、定期的な測定が重要だと分かるはずです。1回測っただけでは、正確な診断が下せないのです。

以上のように、高血圧にはいろんな種類のものが存在しています。まずは2次性高血圧じゃないのかどうかの診断をしてもらうことが重要です。

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