高血圧が原因で動脈硬化と脳卒中を引き起こす

高血圧が動脈硬化と脳卒中を引き起こす

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高血圧の合併症の中で一番典型的で恐ろしい病気はなんでしょうか?動脈硬化と脳卒中です。動脈硬化は、様々な合併症を引き起こすきっかけとなります。脳卒中は死亡率が高く、生存できたとしても障害が残る可能性が高い恐ろしい病気です。

高血圧の合併症の始まりは動脈硬化


高血圧というと、いろんな症状があるように思っている人がいます。けれども、それは違います。高血圧自体には何の症状もないのです。高血圧のせいと思われている症状のほとんどは、合併症の症状です。

高血圧の合併症にはいろんなものがありますが、一番典型的なのは動脈硬化です。動脈硬化が様々な部位で発症することにより、致命的な症状が引き起こされているのです。

動脈硬化は、(1)アテローム性動脈硬化・(2)細動脈硬化の2種類があります。

(1)アテローム性動脈硬化

アテローム性というのは「のり状の」という意味です。動脈の内側に、のり状の物質(プラーク)が張り付いてしまう病気です。コレステロールが高かったり、高血圧を持っていたりするとプラークができやすいことが確認されています。このプラークが成長すると、血流が悪くなってしまいます。また破裂すると血液が固まってしまい血管を詰まらせてしまいます。

  • 脳の血管が詰まった場合には脳梗塞
  • 心臓の血管が詰まった場合には心筋梗塞
  • 心臓の血管が少し悪くなった場合には狭心症
  • 腎臓で詰まると腎硬化症

が発生します。

(2)細動脈硬化

血管が老化して硬くなってしまう病気です。硬くなった血管は、高い血圧により破れやすい状態になってしまいます。脳の血管が破裂してしまうと、脳出血が発生してしまいます。血管の老化は、老齢による場合もあります。が、高血圧によって負荷がかかりすぎた場合にも、血管老化が進んでしまいます。

このように、動脈硬化は様々な症状の原因となってしまいます。

脳卒中は恐ろしい病気


脳卒中は、脳出血と脳梗塞の2つに分けることができます。脳出血には、脳内出血とくも膜下出血の2種類があります。

1.脳内出血

脳の内部で出血してしまう病気です。死亡率が高く、生存できても障害が残ってしまう可能性が高いおそろしい病気です。30日後の生存率は84%です。

2.くも膜下出血

脳を覆っている膜と膜の隙間にあるくも膜下腔という場所で出血が起きてしまう病気です。脳脊髄液の中に血液が入って、致命的な症状に発展してしまいます。

脳の中にある動脈瘤というコブが破裂してしまうのが原因です。コブの原因は先天的なものなのですが、破裂の原因は高血圧にあります。30日後の生存率が72%と非常に低く、再発しやすい怖い病気です。

3.脳梗塞

脳の中の血管が詰まってしまう病気です。30日後の生存率は94%と脳卒中の中では比較的高い方です。脳卒中が発症して生存することができた人のうち、8%は寝たきりになってしまっています。何かしらの障害が残ってしまう可能性は60%にも上ります。非常に怖い病気ということをしっかり理解しておいてください。

動脈硬化も脳卒中も高血圧の合併症としては典型的です。たかが高血圧と侮っていると、脳卒中のように怖い病気にまで発展してしまいかねません。適切な治療が大事です。

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