更年期障害が原因で高血圧になる

更年期障害が原因で高血圧になることもある

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多くの女性を悩ませている更年期障害。実は、更年期障害がきっかけとなって高血圧を発症する方もいます。一時的な症状だと思われがちなのですが、統計上は更年期を境に女性の高血圧患者が急増しています。

更年期障害で血圧が変動する仕組み


更年期障害によって自律神経失調症が誘発されてしまいます。自律神経は血圧をコントロールする神経ですから、これが不調になってしまうと血圧も乱れてしまうのです。このため更年期障害が起きると、血圧が不安定になってしまうのです。もう少し丁寧に説明しましょう。

1.更年期障害

更年期は、生殖期と非生殖期の堺の年代のことです。だいたい50代前後だと言われています。この時期に、女性は月経を終えます(閉経)。この影響で、女性ホルモンの分泌が減ってきます。

月経などに関係しているのが、「エストロゲン」という名前の女性ホルモンです。エストロゲンの分泌が急減するのが更年期の特徴です。エストロゲンの体内密度が減ることで起きる、心身の様々な不調。それが更年期障害です。

2.自律神経失調症

更年期障害の典型的な症状として、自律神経失調症が挙げられます。エストロゲンの分泌能力が低下しているのに、脳はもっと分泌するように指令を出してしまいます。

当然、これに対応することはできません。脳の指令を受けているのは自律神経です。対応の乱れは、自律神経を混乱させてしまいます。このようにして、更年期障害によって自律神経失調症が起きてしまうわけです。

3.血圧の乱れ

自律神経は、血液の循環やホルモン分泌などを制御しています。自律神経失調症は、自律神経の均衡が崩れてしまったことで引き起こされます。当然、血流や血圧の統制も乱れてしまい血圧に大きな変動が起きてしまうのです。更年期障害にありがちな症状の多くも、自律神経失調症から来ていると考えられています。

少し説明が難解になってしまいました。以上をまとめましょう。「更年期障害⇒自律神経失調症⇒血液のコントロールが乱れる⇒血圧の大きな変動」というメカニズムです。

更年期高血圧とは?


以上で説明したような仕組みで起きる高血圧が、「更年期高血圧」です。更年期は、血圧が一定せず激しく上下します。このため、一般的な高血圧とは異なります。高血圧を治すための降圧剤では、激しい頭痛などの副作用が出てしまう場合もあります。

更年期の症状が出ているということを医師にきちんと伝えることが重要です。更年期高血圧は、一時的な症状だろうと思い込み受診しない方も多いようです。ですが、この時期を境に女性の高血圧患者の人数が急増するのは事実です。

更年期に高血圧になる方が多いということをしっかりと知って、きちんと受診をするように心がけましょう。更年期障害は、自律神経失調症を併発します。これによって、血圧が乱れてしまいます。一時的な症状に過ぎないと甘くみることなく、病院できちんと診てもらうようにしましょう。

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